【手術しない】いぼ痔の治し方③【薬】


本記事の内容

ここでは、実際にいぼ痔(別名「おしりの血豆」)をどうやって楽にしていくのかについてお話をしていきます。
いぼ痔を良くしていくのはとても時間がかかります。痔を治そうとする体の回復力と痔を悪化させる力がせめぎ合い、長い時間をかけていまの状態(悪い状態)になっています。

お勧めをするお薬は、ご相談者様の状態によって違います。
「これだけを飲めば誰でも良くなる」というお薬の選び方ではありません。
詳しくは、薬局までお問い合わせください。

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その③:いぼ痔を治していくためのお薬の選び方【3選】

  • うっ血を取って、いぼ(ふくらみ)を小さくしていく
  • お尻と全身の血流を良くして、きれいな血液を保つ
  • 肝臓の疲れを取る

選び方①:うっ血を取って、いぼ痔(ふくらみ)を小さくしていく

私が漢方相談で重要視するの考え方は、治る状態をきちんと作っていくこと、回復力を高めることです。
回復力が高まれば、病変部位の生まれ変わりが早まって少しずつ正常に戻っていきます。根本の原因は回復力の低下です。
でも、先ずは今の辛い症状を取りましょう。

ほとんどのご相談者さまには「痔の今の辛さ、今の痛みに対する手当」が必要です。それに対応してすぐに辛さを楽にします。いぼ痔が膨らんで時には化膿しかけていることもありますので、膨らみを小さくするような軟膏や坐薬、痛みを抑える、痒みを静める軟膏、坐薬をお出しします。また患部を清潔に保ち、悪化するのを防ぐために消毒薬を使っていただく場合もあります。出血や熱感、痛み痒みがひどいときは漢方薬を使用することもあります。

今の痔の辛さに応急の薬をお出しして、まずは安心していただくことを最重要にしてお薬を選びます。


選び方②:お尻と全身の血流を良くして、きれいな血液を保つ

全項【選び方②】で書いたようにご相談の初回は症状に対するお薬をお出しします。そして、それと一緒に痔が小さくなっていくための体の状態を整えていくことを一緒にしていきます。患部の回復力を整えるためには、良い血液、十分な量の血液が患部に巡り続ける状態を長く保つことが大切です。

そのため、血流を良くする薬をお勧めいたします。
いぼ痔を小さくするために必要なことは、回復するための栄養たっぷりのきれいな血液がたっぷり患部へ届き続けることですが、その体をきちんと保つためには、生活習慣を見直すことが大切です。→詳しくはこちら、いぼ痔を小さくするための生活習慣【5選】
お薬ばかりに頼って生活を改めないことは薬の効果の邪魔をしてしまいます。


選び方③:肝臓の疲れをとる

お薬の最後は、肝臓を元気にしてあげることです。肝臓が疲れてくると、お尻の周辺の血液の流れが悪くなります。血液の交通渋滞が起こって、いぼ痔の中の血流がさらに外側に押し出されて痔が大きくならないようにしなくてはなりません。

そのために肝臓を元気にしてあげる必要があります。
肝臓を元気にするためには、不足した胆汁を補うような動物の胆汁製剤や牛黄(ウシの胆汁が固まったもの)を使います。
また、オタネニンジンも肝臓でのタンパク質合成を促進し、自律神経の働きを良くして肝臓が弱るのを防ぎます。


【ご相談者様へのおことわり】
お勧めするお薬は、ご相談者様の体質によって、さまざまです。
「これだけを飲めば誰でも良くなる」というお薬の選び方ではありません。
また一番大切なことは、【生活習慣の改善】です。
そのため、ご相談は当薬局までお越しいただき、お薬の選別と生活習慣改善を一緒に考えます。

詳しくは、薬局へお問い合わせください。


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